「突然、自社サイトにアクセスできない…」
そんなときでも、慌てずに一つずつ原因を確認していけば、対処できるケースがほとんどです。
この記事では、ホームページにアクセスできないときによくある原因と、その確認・対処方法、連絡すべき問い合わせ先まで、わかりやすくまとめました。
① ドメインの有効期限切れ
■ 症状
「このサイトにアクセスできません」と表示される。
ドメインの契約が切れてしまい、無効になっている可能性があります。
■ まずは簡単チェック
最近では、ICANNのポリシー変更により、一般のwhois検索サービスでは有効期限が表示されないケースが増えています(2025年1月28日以降、RDAPへ完全移行)。
そのため、契約しているドメイン管理会社に直接ログインして確認するのが確実です。
■ 詳しく確認・対応するには
契約しているドメイン管理会社にログインして、有効期限を確認・更新手続きを行いましょう。
管理を外部に任せている場合は、管理会社へ問い合わせを。
■ 問い合わせ先
ドメインを管理している会社(例:日本ならお名前.com、ベトナムならMatbaoなど)
② DNS設定のミス・変更忘れ
■ 症状
ドメインは有効なのにサイトにアクセスできない。
サーバー自体は稼働しているような場合に多く見られます。
■ まずは簡単チェック
dnschecker.org でDNSレコード(Aレコードやネームサーバー)の状態を確認してみましょう。
■ 詳しく確認・対応するには
サーバー移転後などでDNS設定の更新を忘れている場合があります。設定画面でネームサーバーやAレコードを再確認・修正してください。
■ 問い合わせ先
ドメインを管理している会社(自社で管理していない場合は、委託先の管理会社)
③ サーバー側の障害・メンテナンス
■ 症状
「500 Internal Server Error」や「503 Service Unavailable」といったエラーが表示される。
■ まずは簡単チェック
契約しているサーバー会社の障害情報ページを確認しましょう。
登録メールアドレス宛に障害情報の連絡が届くこともあります。
■ 詳しく確認・対応するには
一時的な障害であれば、復旧を待ちましょう。
長時間復旧しない場合は、直接サーバー会社に連絡してください。
■ 問い合わせ先
契約しているサーバー会社(自社で管理していない場合は、運用委託先)
④ SSL証明書の期限切れ
■ 症状
「この接続ではプライバシーが保護されません」など、セキュリティ警告が表示される。
■ まずは簡単チェック
ブラウザのURL横にある鍵マークをクリックし、「証明書の有効期限」を確認しましょう。
■ 詳しく確認・対応するには
SSL証明書の更新手続きを行います。
自動更新がうまくいっていないこともあるので、確認が必要です。
■ 問い合わせ先
SSL証明書を契約している会社(多くの場合、サーバー会社)
⑤ CMS(WordPressなど)の不具合
■ 症状
サイトが真っ白になる、特定ページが表示されない、管理画面に入れないなどの不具合。
■ まずは簡単チェック
FTPや管理画面にアクセスして、最近追加したプラグインやテーマに異常がないかを見てみましょう。
■ 詳しく確認・対応するには
不具合の原因が特定しづらい場合は、プラグインをひとつずつ停止してみたり、テーマを切り替えるなどして問題を切り分けます。
■ 問い合わせ先
制作会社や、運用・保守を担当している業者
まとめ
ホームページが表示されないトラブルでも、落ち着いて順を追って確認していけば、ほとんどの場合は解決できます。
- ドメイン・DNS関連
ドメインの有効期限切れやDNS設定の不備がないかを確認しましょう。
有効期限は、契約しているドメイン管理会社の管理画面から確認するのが確実です。
DNS情報については、DNSチェッカー(dnschecker.org) などのツールを活用すると便利です。
問題が見つかれば、ドメイン管理会社に連絡を。 - サーバー・SSL関連
障害情報ページの確認や、SSL証明書の期限切れに注意。
必要に応じてサーバー会社へ問い合わせ。 - CMS(WordPress)関連
不具合の切り分けが難しいときは、制作会社や保守会社に相談するのが安心です。
日ごろから契約情報や管理会社の連絡先をメモしておくと、いざという時もスムーズに対応できます。
焦らず、ひとつひとつ確認していきましょう!
【執筆者】VIETRY_ベトナム国内事業部
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