コラム:Web制作と運用のヒント集

2026年1月からGmailでメール受信ができなくなるケースがある!?

2025.12.26

VIETRY_ベトナム国内事業部

GmailのPOP受信機能サポート終了の意味は?

2025年10月頃、Googleが以下のリリースを発表しました。

・Gmail の Gmailify と POP の今後の変更について|Gmail ヘルプ
https://support.google.com/mail/answer/16604719

ただ、この発表内容は専門的で分かりにくく、「自社に関係があるのか分からない」という方も多いと思います。そこで今回は、在ベトナム日系中小企業様を対象に、できるだけ分かりやすく解説します。

特に、

  • 社内にIT担当者がいない
  • メール環境を以前の担当者に任せていた
  • 現在の設定内容を把握していない

という企業様は、一度確認されることをおすすめします。場合によっては、2026年1月以降にメールが受信できなくなる可能性があります。

どのような人が影響を受けるのか?

以下の条件にすべて当てはまる場合は注意が必要です。

【前提】
無料版のGmail(@gmail.com)を利用しており、有償版のGoogle Workspaceは利用していない。
さらに、

☑ PCブラウザ版のGmailを利用している

☑ Gmailで「@gmail.com以外」のメールアドレスを受信している

例)

  • @yahoo.co.jp
  • @hotmail.com
  • @vietry.com.vn などの独自ドメインメールアドレス

☑ Gmailの設定画面で「他のアカウントのメールを確認」を設定している

(設定 > すべての設定を表示 > アカウントとインポート > 他のアカウントのメールを確認)

もし上記全てに該当している場合は、2026年1月以降、メールが受信できなくなる恐れがあります。

※以下は該当設定の確認画面です。

Gmailの設定画面

※(上図)PCブラウザ版Gmailの「設定」アイコンから「すべての設定を表示」>「アカウントとインポート」タブをクリックした画面

なぜ受信できなくなるのか?

メールを受信する方法には、大きく分けて次の2種類があります。

①POP(Post Office Protocol)
②IMAP(Internet Message Access Protocol)

イメージとしては、

  • POP:郵便局まで郵便物を取りに行く方式
  • IMAP:郵便局に保管された郵便物をオンラインで確認する方式

と考えてください。

POPは非常に古くから使われている仕組みで、現在ではセキュリティや利便性の面から、IMAPの利用が主流になっています。今回Googleが発表した内容は、簡単に言えば「GmailでのPOP受信を終了する」というものです。そのため、現在Gmailで「他社メールアドレスをPOP受信している」場合、2026年1月以降は受信できなくなる可能性があります。

受信するためにはどう対応すれば良いのか?

主な対応方法としては、以下の5つが考えられます。

(1)Google Workspace(Gmail有償版)を契約する

独自ドメインのメールアドレスをGmail上で利用できるため、最も安定した方法です。ただし、利用人数に応じて月額費用が発生します。

・Google Workspace料金
https://workspace.google.com/pricing

(2)Gmailスマホアプリを利用する

スマホアプリ版GmailはIMAPに対応しているため、引き続き利用できます。

ただし、

  • 長文メールの作成
  • 添付ファイルの管理
  • コピー&ペーストを多用する業務

などが多い場合は、PC利用と比べて不便に感じるかもしれません。

(3)提供元サーバー会社のWebメールを利用する

Yahoo!メールやHotmailのほか、GMOインターネット、さくらインターネット、エックスサーバー、Mat Bao、PA Vietnamなどのメールサービスでは、ブラウザから利用できる「Webメール」が用意されていることが一般的です。メールアカウントとパスワードでログインするだけで、メールの送受信が可能です。ただし、Gmail独自の機能(ラベル管理など)は利用できなくなります。

(4)Gmailへの転送設定を利用する

利用中のメールサービス側で転送設定を行い、Gmailアドレス(○○○@gmail.com)へ転送する方法です。

比較的簡単に導入できますが、

  • 迷惑メール判定を受けやすくなる
  • 重要メールを見落とす可能性がある
  • 送信元アドレス設定が複雑になる

といった注意点があります。

(5)Gmail以外のOutlookやThunderbirdなどのメールソフトを利用する

代表的なメールソフトとして、

  • Microsoft Outlook
  • Mozilla Thunderbird

などがあります。

これらのソフトでは現在も利用可能ですが、今後ほかのサービスでも同様の仕様変更が行われる可能性はあります。そのため、将来的に再度設定変更が必要になる可能性もあります。

最後に

現時点で弊社からご提案できる主な回避策は以上となります。なお、この問題はGoogle側の仕様変更によるものです。
そのため、

  • お客様自身
  • 弊社
  • ご利用中のサーバー会社

のいずれでも、従来どおり利用できるよう技術的に解決することはできません。

「今のメール環境がどうなっているか分からない」
「自社が影響を受けるのか確認したい」
という場合は、一度社内の設定状況を確認されることをおすすめします。
年末の慌ただしい時期ではありますが、この機会に自社のメール運用やWebサイト運用のあり方を見直してみてはいかがでしょうか。

VIETRY_ベトナム国内事業部

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