「なんだかサイトが開くのが遅いな…」「画像がなかなか表示されない…」
そんな経験はありませんか?PCでもスマホでも、表示速度が遅いとユーザーはすぐに離れてしまいます。
特に画像の重さは、表示速度や検索順位に大きな影響を与える重要なポイントです。
この記事では、初心者の方でもすぐに実践できる「画像の軽量化」と「表示速度アップ」の基本を、わかりやすく解説します。
なぜ画像が重いとダメなのか?
表示が遅いサイトはユーザーにストレスを与え、ページを開く前に離脱されてしまいます。
また、Googleも表示速度を検索順位の評価基準にしているため、SEOにも影響します。
特に通信環境が不安定なスマホユーザーにとっては、「重いサイト」は敬遠されやすくなります。
1. 画像軽量化の基本
画像の圧縮
画質をなるべく保ちつつ画像サイズを小さくできる圧縮ツールを使いましょう。
TinyPNGなら、ドラッグ&ドロップで簡単に画像圧縮ができます。
WebP形式に変換する
WebP(ウェッピー)はJPEGやPNGよりも軽量な画像フォーマットです。
画像の表示速度を上げたいときに効果的です。
- CanvaではWebP形式での保存が可能です
- WordPressなら「WebP Converter for Media」などのプラグインが便利です
サイズの最適化
画像は表示するサイズに合わせてあらかじめリサイズしておくのが基本です。
たとえば、PCとスマホ両方で同じ画像を使う場合は、横幅1000〜1200px程度にしておくと対応しやすいです。
スマホ専用画像であれば、横幅750px前後を目安にしましょう。
2. キャッシュ設定についての注意点
サイトの高速化にはサーバー側のキャッシュ機能が効果的です。
契約中のサーバーにキャッシュ機能があれば、ぜひ活用してください。
ただし設定後は必ず、表示や動作に問題がないか細かくチェックしましょう。
表示崩れや動作不良が起きることもあるためです。
一方で、WordPressのキャッシュ系プラグインはおすすめしません。(弊社では使用せず、トラブルの原因となるため非推奨です)
動作が不安定になったりトラブル対応が難しくなるケースが多いからです。
特にトラブル時に対応できない場合は、プラグインの使用を控えるほうが無難です。
3. 表示速度をチェックしよう
Google PageSpeed Insightsの活用
PageSpeed InsightsはGoogleの無料ツールで、サイトの表示速度を測定し具体的な改善点を教えてくれます。
PC・モバイルの両方のパフォーマンススコアを確認でき、どちらでも快適に閲覧できているかを把握できます。
利用価値が高い理由:
・表示速度の現状を数値で把握できる
・画像圧縮や不要なリソース削減などの具体的な改善策を提案してくれる
・改善前後の比較で効果がわかり、優先的に対策すべき項目が見える
チェックポイント:
・スコア(0〜100):80以上なら良好、50未満は要改善
・主要指標(Core Web Vitals):表示速度や操作の快適さに関わる重要な項目
・改善できる項目:どの画像が重いか、JavaScriptやCSSの最適化が必要かがリストアップされます。
ビフォーアフターで効果測定
画像を軽くしたあと、PageSpeed Insightsで再度測定しましょう。
スコアや指標の変化を比較することで、どの施策が効果的だったか、どこをさらに改善すべきかが明確になります。
数秒の読み込み速度の改善はユーザーの離脱率低下やSEO評価アップにもつながるため、必ず確認しましょう。
まとめ
画像が重いとサイトの表示速度が落ち、ユーザー離れやSEOの低下につながります。
以下のポイントを押さえて、快適なサイト作りを目指しましょう。
- 画像を圧縮し、WebP形式で保存する
- 表示サイズに合わせて画像をリサイズする
- サーバーのキャッシュ機能を活用しつつ、動作チェックを忘れない
- WordPressのキャッシュプラグインは注意して使用しましょう。(弊社では使用しておらず、非推奨としています)
- PageSpeed Insightsで定期的に速度をチェックし、改善を続ける
軽くて速いサイトは、ユーザーにも検索エンジンにも優しいサイトです。
まずはできるところから取り入れて、着実に改善していきましょう!
【執筆者】VIETRY_ベトナム国内事業部
Power to your Website
ベトナム国内事業部は、日本国内で8,000サイト以上を手掛けた親会社のノウハウを活かし、お客様の事業戦略や市場の特性を深く理解したWebサイト制作を提供しています。各業界や市場動向、競合分析を踏まえ、お客様の想いを形にするWebサイトを提案します。 さらに、SEO対策やアクセス解析を通じて制作後の運用をサポートし、企業のブランディング強化と目標達成を支援します。